寒暖の差もまだ続きますが、皆様いかがお過ごしですか?
ジャイアンママでございます。
きのこ栽培研修の模様を
即日お伝えしたかったのですが、なにぶんこれにかかりきりにもなれず
最後の植菌体験の回が遅くなってしまったことお許し下さい。
さて前回に引き続き講習の後はいよいよ実践。
外に出て職員さんが準備して下さった
原木に植菌していきます。
ヒラタケは原木を2つ、キクラゲは原木1つ使用していく方法です。
今回はヒラタケの植菌作業から振り返ります。
ヒラタケは先ほど書きましたが
2つの原木を使います。
まず植菌するための菌の準備から。
植菌するためにおがくずと米ぬか、水。
混ぜ合わすための大きく清潔なタライ
を用意して起きます。
あと薄手のゴム手袋も使用。
おがくず5,米ぬか1,原菌1(体積比)で混合します。
米ぬかと昨日の準備で出たおがくず
を混ぜ合わせます。
(前日の準備段階でおがくずは土が混ざらないように集めておく)
菌はプラスチック製のボトルに入っており、
それをカッターナイフで半分に切断して準備します。
タライのおがくずと米ぬか、そして水を入れて混ぜ合わせます。
混合したものの水を絞って滴がしたたる程度。
その後そこに小豆大に砕いた菌を混ぜ合わせます。
これで菌の準備はOK!
原木に乗せるときの注意点として
均等に伸ばすのでは無く
真ん中は薄く周りを少し多めに、伸ばしていきます。
菌を乗せていない方の、原木を見てもらえばわかりますが、
真ん中は茶色、周りは白っぽくなっているのが見えますよね。
先生は真ん中に沢山のせても
意味が無いと仰ってました。
周りの白い部分のみに菌は繁殖していくそうです。
ですので真ん中にはうすく伸ばす程度でいいそうです。
のせ終わったら
これを挟むように木と木を合わせます。
乾燥防止と種菌の落下防止のためにこの接合部部にガムテープもしくは
ラップなどで巻き付け保護していきます。
今回はラップで覆いました。↓↓↓
その後ずれ防止のため
ひもで十字に縛ります。
これで植菌作業終了。
水を含ませ固く絞った新聞紙をひもで縛ってある面の上にのせておく。
新聞紙が乾いたらその都度しめらせてあげます。
置いておく場所はスギ林などの針葉樹林、林が無ければ日陰におく。
いずれも植菌直後の原木は地面に直接おいておくそうです。
ヒラタケの菌糸が成長する温度範囲は5~32度。
BESTなのは、22~23度だそうです。
低温、高温に強いですが、
35度以上の場所に12時間以上おいておくと菌が死ぬ可能性もあるそうです。
そしてきのこが発生する温度は4度から15度で
10度前後の時が最も発生が多いとのこと。
山梨県内では10月下旬から、11月下旬と
2月下旬から3月中旬にかけて2回発生する事が多いそうです。
5月下旬から6月下旬までこの状態にしておき
菌糸が成長したら
その後原木を土に半分埋める作業を行い
きのこが生えてくるまで待ちますが
これは私が植菌したヒラタケが、その段階になったら
またこちらでお伝えしたいと思います。
以上がヒラタケの植菌体験でした。
次回はキクラゲの植菌作業を
お伝えしたいと思います。